Anthropic、IPOを秘密裏に申請──評価額9,650億ドル、1兆ドル超えも視野

テクノロジー

AI開発企業Anthropic(アンソロピック)は6月1日、米証券取引委員会(SEC)にIPO(新規株式公開)の目論見書を秘密裏に提出した。AI企業として史上最大規模の上場案件となる可能性がある。

評価額9,650億ドル、OpenAIを上回る

同社は5月に650億ドル(約9.8兆円)のシリーズH資金調達を完了し、企業価値は約9,650億ドル(約145兆円)に達した。これにより、競合のOpenAIを評価額で初めて上回った。投資銀行関係者の間では、上場時の時価総額が1兆ドルを超えるとの見方が支配的だ。

Anthropicの収益成長は驚異的だ。月間売上ランレート(年換算)は2024年1月の8,700万ドルから2026年5月には約470億ドルへと急拡大した。年間100万ドル以上を支出する企業顧客は2026年2月の500社から4月初旬には1,000社超に倍増しており、法人向けAIの需要の強さを裏付けている。

上場時期は2026年10月が有力視されている。SpaceX(スペースX)のIPOと合わせ、今年はテクノロジー分野の大型上場が相次ぐ「IPOの当たり年」となりそうだ。ただし一部のアナリストからは、AI企業の急激な評価額上昇がドットコムバブルの再来ではないかとの警戒の声も上がっている。

まとめ:Anthropicの上場はAI産業の成熟を象徴する出来事ですが、投資家は高い期待と実態のバランスを見極める必要があります。


出典:
Fortune – Anthropic confidentially files for IPO
CNBC – Anthropic confidentially files IPO prospectus with SEC

Photo: Enchanted Tools / Unsplash

タイトルとURLをコピーしました