米格安航空会社スピリット航空は5月2日午前3時(東部時間)をもって全便の運航を停止し、事実上の経営破綻となった。米国の大手航空会社が財務上の理由で消滅するのは25年ぶりの出来事だ。
救済交渉が決裂
スピリット航空は2度目の経営破綻手続き中だったが、イラン紛争に伴うジェット燃料価格の高騰が致命傷となった。トランプ政権に5億ドル(約800億円)規模の連邦救済措置を求めていたが、主要債権者グループが提案を拒否し、交渉は決裂した。
数百万人の乗客に影響
突然の運航停止により、数千人の乗客が空港で足止めとなり、今後のフライト予約を持つ数百万人にも影響が及んでいる。スピリット航空は全便のキャンセルを発表し、カスタマーサービスも閉鎖。乗客には「空港に来ないでほしい」と案内している。
デュフィー運輸長官は影響を受けた旅行者への救済措置を発表し、他の航空会社にも振替対応を求めた。格安航空のパイオニアとして業界に価格競争をもたらしたスピリット航空の消滅は、原油高時代の航空業界の厳しさを改めて浮き彫りにしている。
まとめ:25年ぶりの大手航空会社消滅は、原油高と地政学リスクが航空業界に与える打撃の深刻さを物語っています。
出典:
CNN – Spirit Airlines canceled all flights and is going out of business
NPR – Spirit Airlines ceases operations
Washington Post – Spirit Airlines shuts down
Photo: Wolfgang Weiser / Unsplash


