スーパー台風「バービー」が米マリアナ諸島を直撃──最大級の勢力で上陸

最大級の勢力に発達したスーパー台風「バービー」が7月6日、米自治領の北マリアナ諸島に上陸しました。最大風速は毎時180マイル(約290キロ)に達し、カテゴリー5という最も強い分類のまま島々を襲いました。人口約1900人のロタ島は暴風の目にすっぽりと覆われ、深刻な被害が出た恐れがあります。

カテゴリー5のまま上陸

台風バービーは7月4日に西太平洋でカテゴリー5に発達し、マリアナ諸島へ向けて進みました。現地時間の月曜朝、毎時180マイルの猛烈な風を伴って北マリアナ諸島を通過し、米東部時間の日曜夜、ロタ島を暴風域の中心が覆いました。北側のティニアン島やサイパン島、南側のグアム北部でも大きな被害が生じたとみられ、当局は鉄砲水や横転した車両、広範囲の損壊を相次いで報告しています。

日本の南西諸島へ接近の見通し

バービーは今年に入って3個目のカテゴリー5となる強力な台風です。今後はカテゴリー4級(最大風速毎時130マイル、中心気圧927ヘクトパスカル)に勢力をやや落としながら、日本の南西諸島(琉球諸島)付近を通過し、台湾北部への上陸が予想されています。マリアナ諸島は今年4月にもスーパー台風「シンラコウ」の被害を受けたばかりで、復旧の途上で再び直撃を受けた形です。

日本への影響

スーパー台風バービーの進路予想には、日本も無関心ではいられません。今後、沖縄県の南西諸島付近を通過する見通しで、先島諸島を中心に暴風や大雨、高波への警戒が必要になります。航空便や船便の欠航、農作物への被害も見込まれるため、現地に暮らす人や旅行を予定する人は、気象庁や自治体の最新情報をこまめに確認し、早めの備えを進めることが大切です。

より大きな視点では、今年すでに3個目のカテゴリー5台風が発生している事実が、海面水温の上昇と台風の凶暴化という長期的な傾向を映し出しています。日本は毎年のように台風被害に見舞われる国であり、こうした「最大級の台風」が珍しくなくなれば、防災インフラの強化や住宅の耐風対策、そして家庭での備蓄や避難計画の見直しがこれまで以上に重要になります。遠い太平洋の島々の被害を、自らの防災を点検する機会として受け止めたいところです。

まとめ:海の向こうの猛烈な台風を、私たち自身の備えを見直すきっかけとしたいものです。


出典:
Al Jazeera – Super Typhoon Bavi makes landfall on US Pacific islands
NPR – Super Typhoon Bavi brings destruction to Guam
Yale Climate Connections – Cat 5 Super Typhoon Bavi pounds Northern Mariana Islands

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