ボリビア首都が包囲状態──抗議デモ拡大、経済危機は40年で最悪

国際ニュース

南米ボリビアの首都ラパスが2週間以上にわたる大規模な道路封鎖と抗議デモにより、事実上の包囲状態に陥っている。鉱山労働者や教員、農民ら幅広い層がロドリゴ・パス大統領の辞任を求めて参加し、食料品や医療用酸素の供給が深刻に不足している。

法律撤回でも収まらぬ怒り──要求は拡大

抗議の直接の発端は土地抵当権に関する法律だったが、パス大統領が5月13日に同法を撤回した後もデモは収まらず、賃上げや労働改革など要求が拡大した。ボリビア経済はエネルギー生産の減少とドル不足により過去40年で最悪の危機に直面しており、昨年のインフレ率は約20%に達した。

政府は約3,500人の兵士と警察を動員して道路封鎖の排除を試みたが、5,000台以上の車両が幹線道路で立ち往生し、経済損失は1日あたり5,000万ドル以上に上るとされる。アルゼンチンのミレイ大統領はパス政権への支持を表明し、人道支援物資をC-130輸送機で送った。

まとめ:資源国ボリビアの政治・経済危機は深まるばかりで、南米全体への波及リスクにも注意が必要です。


出典:
NPR – Bolivia’s Capital Under Siege
Washington Post – Bolivia Protests

Photo: Nikolai Kolosov / Unsplash

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