ナスダックが最高値更新──AMDが時価総額1兆ドル、AI半導体に買い殺到

市場

米国株が力強く上昇し、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数が史上最高値を更新しました。原油価格と米長期金利がそろって低下したことが追い風となり、AI(人工知能)関連の半導体株に買いが集中しました。AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)は株価が急騰し、時価総額が節目の1兆ドルに到達しています。

主要3指数がそろって上昇、ナスダックは最高値

9月21日の米株式市場では、ナスダック総合指数が2.26%上昇し、27,122.09で史上最高値を更新しました。S&P500種株価指数は1.49%高の7,764.70、ダウ工業株30種平均は366.19ドル(0.71%)高の52,048.83ドルで取引を終えました。前週にやや軟調だった相場から、一転して買い戻しが優勢になりました。

AMDが時価総額1兆ドル、半導体株が牽引

相場を牽引したのは半導体株です。インテルの株価は12%も跳ね上がり、AMDは約10%上昇して時価総額が初めて1兆ドルの大台に乗せました。スマートフォン向け半導体大手のクアルコムも9%を超える上昇となりました。いったん勢いを失いかけていたAI投資への期待が、再び市場に戻ってきた格好です。

背景には、原油価格の下落と米長期金利の低下があります。金利が下がると、将来の利益を重視して評価される成長株(グロース株)にとっては投資マネーが向かいやすくなります。今週は重要な経済指標や決算発表が比較的少なく、市場はAI相場の行方を材料に動いています。

日本への影響

米ハイテク株の上昇は、日本の投資家にとって身近なテーマです。AMDやインテル、クアルコムといった銘柄は、新NISA(少額投資非課税制度)を通じて米国株や全世界株のインデックス投信を保有する日本の個人投資家にとって、実質的に自分の資産の一部となっています。米半導体株の急伸は、こうしたファンドの基準価額を押し上げる要因となります。加えて、AI半導体の需要拡大は、東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコといった日本の半導体製造装置メーカーの追い風でもあり、日経平均を支える力になります。半面、相場が特定のAI関連株に大きく依存している点には注意が必要です。物色が偏るほど、期待が剥がれたときの下落も急になりがちです。日本の読者としては、値上がりの勢いだけで飛びつくのではなく、積み立てを軸に長い目で分散して臨む姿勢が求められます。

まとめ:AI相場は再び熱を帯びていますが、上昇の裏には偏りというリスクも潜みます。熱狂と冷静さのバランスを意識しながら、着実に資産形成を続けていきたいですね。


出典:
CNBC – Stock market news for Sept. 21, 2026
Trading Economics – United States Stock Market

Photo: Johannes Plenio / Unsplash

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