25日の米国株式市場は、ハイテク主力株「マグニフィセント7」の続落を受けてS&P500種株価指数とナスダック総合指数がそろって下落した。アップルとマイクロソフトがメモリ価格の高騰を理由に主力ハードウエアの値上げを相次いで発表したことが、投資家心理を冷やした。
S&P500は7,357.49で引け
S&P500は7,357.49で取引を終え、ナスダック総合指数は25,358.60で引けた。一方でダウ工業株30種平均は、ヘルスケアや金融、資本財セクターの堅調さに支えられて上昇し、市場の物色が「ハイテクから景気敏感株へ」と移りつつある様子をうかがわせた。
「AIメモリ税」が製品価格に波及
下落の引き金となったのは、アップルがiPhone、マイクロソフトがXboxの値上げを発表したことである。背景にあるのは、AI(人工知能)向け需要の急増によるメモリ半導体価格の高騰だ。DRAMなどの調達コスト上昇がメーカーの採算を圧迫し、ついに最終製品の価格に転嫁され始めた形である。「AIメモリ税」とも呼ばれるこの構図は、消費者の負担増に直結する。
マグニフィセント7は今年の相場をけん引してきた中心的存在だけに、その失速は指数全体の重しとなりやすい。AIブームを支えてきた半導体関連株が、需要の強さゆえにコスト高という新たな逆風に直面している点は、相場の転換点を見極めるうえで重要な論点となっている。
日本への影響
米ハイテク株の調整は、東京市場のハイテク関連株にも波及しやすい。アドバンテストや東京エレクトロンといった半導体製造装置メーカー、ソフトバンクグループなどはマグニフィセント7や米半導体株との連動性が高く、米国株安の局面では利益確定売りが出やすい。日経平均が史上初の6万2,000円台をつけた後だけに、高値警戒感とあわせて値動きが荒くなる可能性がある。
一方、メモリ価格の高騰はキオクシアやソニーグループのイメージセンサー部材など、日本のメモリ・半導体関連企業にとっては追い風となる面もある。アップルやマイクロソフトの値上げは、日本の消費者にとってスマートフォンやゲーム機の購入価格上昇という形で跳ね返り、円安と相まって割高感が一段と強まる懸念がある。買い替えを検討する人は価格動向を見極める姿勢が求められます。
まとめ:AI需要が生むメモリ高は企業収益と家計の双方を揺らす二面性を持つため、半導体相場と製品価格の両にらみで動向を追っていきたいですよね。
出典:
TheStreet – Stock Market Today June 25, 2026
TechTimes – AI Memory Tax
Photo: Bradley Andrews / Unsplash


