米国株式市場は2026年第2四半期(4〜6月)を、新型コロナ禍の2020年以来となる最高のパフォーマンスで締めくくった。6月30日のダウ工業株30種平均は52,319ドルと2営業日連続で最高値を更新し、S&P500種株価指数は7,449、ナスダック総合指数は26,213で四半期を終えた。本日7月1日からは下半期相場が始まり、AI関連株の勢いが続くかどうかが最大の焦点となる。
2020年以来の上昇相場
第2四半期は主要3指数がそろって大きく上昇し、その上げ幅は2020年のコロナ反発相場以来の大きさとなった。年初来の上昇率はダウが約8.85%、S&P500が約9.55%、ナスダックが約12.79%に達し、ハイテク株主導の上昇が鮮明だ。6月下旬には半導体・メモリ株の急落で一時的に調整する場面もあったが、月末にかけて切り返し、最高値圏で上半期を終えた。
けん引役はマグニフィセント・セブン
相場をけん引してきたのは、エヌビディアやアルファベットをはじめとする大型ハイテク株、いわゆる「マグニフィセント・セブン」だ。生成AIへの巨額投資が業績拡大への期待を支え、資金が集中してきた。一方で、こうした銘柄の株価水準(バリュエーション)が割高だとの警戒感も根強く、上昇の持続性には慎重な見方も出ている。
下半期は、本日から発表が本格化する経済指標や、ケビン・ウォーシュ新FRB議長の下での金融政策が相場の方向を左右する。AI投資ブームが実際の収益にどこまで結びつくか、そして高い株価を正当化できるかが、年後半の最大の試金石となりそうだ。
日本への影響
米国株の好調は、日本の投資家にも追い風となってきました。新NISA(少額投資非課税制度)を通じて米国のインデックスファンドや「オルカン」と呼ばれる全世界株式型を保有する人が増えており、上半期の上昇はこうした資産の評価額を押し上げました。日経平均株価も5月に初めて6万2000円台を付けるなど、米国株高と歩調を合わせて史上最高値圏で推移しています。
ただし、米ハイテク株への資金集中は裏を返せば下げる時の振れも大きいことを意味します。AI相場が変調をきたせば、東京エレクトロンやアドバンテスト、ソフトバンクグループといったAI・半導体関連の日本株にも調整が波及しかねません。日本の個人投資家としては、米国の特定セクターに偏りすぎていないか保有資産の構成を点検し、為替変動も含めてリスクを分散しておくことが求められます。
まとめ:絶好調で折り返した2026年相場ですが、好調なときこそ足元の偏りを点検しておきたいところではないでしょうか。
出典:
TheStreet – Stock Market Today (June 30, 2026)
Schwab – Stocks End Best Quarter in Years
CNBC – Markets
Photo: David Vives / Unsplash


