ペルー・アンデスでM5.5地震──少なくとも6人死亡、16世紀の教会も倒壊

国際ニュース

南米ペルーのアンデス山岳地帯でマグニチュード(M)5.5の地震が発生し、少なくとも6人が死亡しました。1565年建造の歴史的な教会が倒壊するなど被害が広がり、300人以上が避難を余儀なくされています。

浅い震源が山あいを直撃

地震は現地時間の土曜午後9時24分に発生しました。震源はワンカヨ県シカヤの西南西2キロで、深さは10キロと浅く、山あいの集落に大きな揺れをもたらしました。この地震で少なくとも6人が死亡し、30人以上が負傷、300人が家を失いました。

16世紀の教会が倒壊

複数の建物が倒壊または損傷し、そのなかにはチョンゴス・バホにある1565年建造の歴史的建造物「サンティアゴ・デ・レオン教会」と旧修道院も含まれます。16世紀の面影を伝える貴重な文化財が、今回の地震で大きな打撃を受けました。

耐震性の低い建材が被害拡大

地元の防災当局は、この地域で伝統的に使われる日干しレンガ(アドベ)の建材が「被害を拡大させた一因になった」と指摘しています。M5.5は世界的には中規模の地震ですが、耐震性の低い建物が集まる山間部では甚大な被害につながることが改めて浮き彫りになりました。

日本への影響

今回の被害は、地震の規模そのものよりも建物の耐震性が生死を分けるという教訓を、地震大国・日本に改めて突きつけています。日干しレンガのように耐震性の乏しい建材が被害を広げたという指摘は、旧耐震基準の木造住宅が数多く残る日本の状況と重なります。専門家が指摘する南海トラフ地震や首都直下地震のリスクを抱える日本では、自宅の耐震診断や補強、家具の固定といった日ごろの備えが命を守るうえで欠かせません。

文化財の保護という観点でも示唆に富みます。460年前の教会が倒壊したように、日本各地の歴史的木造建築や寺社も地震に対して脆弱な面を抱えています。国や自治体による文化財の耐震化への取り組みが問われるとともに、日本の読者一人ひとりが、防災用品の備蓄や避難経路の確認など、地震への日常的な備えを見直す機会としたいところです。

まとめ:ペルーの地震は、耐震対策の重要性を世界に改めて示しました。地震大国に暮らす日本の読者も、この機会に自らの備えを点検していきたいところです。


出典:
U.S. News – 5.5 Magnitude Earthquake Hits Peru’s Andes Region
ABC News – 5.5 magnitude earthquake hits Peru’s Andes region
KSAT – 5.5 magnitude earthquake hits Peru’s Andes region

Photo: Emad El Byed / Unsplash

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